こんにちは!蒔狐です
久しぶりのブログです!
今回は「文学フリマ大阪11 前日談 (サークル参加のきっかけと準備)」ということで、文フリにサークル参加しようと思ったきっかけと準備について書いていこうと思います!
「文フリに参加しようと思ったきっかけ」について
私はコロナ禍になってからこの活動を始めたため、オンラインのイベントでのサークル参加の経験はあったものの、一般参加でさえリアイベに行ったことがありませんでした。
その後、コロナが収まり始め、徐々にあちこちで即売会が行われ始めたのを知りいくつかの一般参加としてイベントに行かせていただきました。しかし、私自身の都合もあり、文学フリマには一般参加としても行けず仕舞いでした。文字書きとしてサークル参加をしてみたい、そう思っていてもなかなか一歩を踏み出す勇気がありませんでした。
私がサークル参加しようと決めた大きなきっかけは今年(2023年)の5月に関西コミティアでのことでした。
私は推しの方々がサークル参加されていたのを知り、一般参加として会場で少し早めに着いていました。私が一般参加をするツイートをし、しばらくした時のことでした。当日伺う予定のフォロワーさんからDMが届きました。
「サークルチケット1枚余っているので、良ければ一緒にサークル入場しますか」
とのお誘いでした。
私は突然の出来事の驚きと嬉しさと共にサークル参加側になることになりました。
フォロワーさんと一緒に会場に入ると、そこではサークル参加者さんの設営が始まっていました。会場が広かったことや、一般参加しかしたことがなかった私にとってはすごく新鮮な景色でした。
フォロワーさんのブースに着き、微力ながらお手伝いをしていると、フォロワーさんと隣接していた方が到着されました。初めましての方だったのですが、なんとそこで私の出番が!!
その方の修羅場というものを当日の開場ギリギリで超えるために紙を折ることに!
和綴じでひたすら紙という紙を折っている私にはぴったりのお手伝いでしたww
(何が起きたのかは察してください)
私はサークル側としていることになり、フォロワーさんが会場の設営やブースに来られた方へのお声がけなどをされているのを見て、私自身も売り子として少しの間居させていただきました。サークル参加する時はこんな感じなのだと知り、同時に私も自分の作品でサークル参加をしたいと思うようになっていきました。
そして文学フリマのサイトを見ると、なんと!ちょうどその時に文学フリマ大阪の参加者募集を行っていました。そして偶然が重なりコミティアの数ヶ月前、作品が溜まってきていたこともあり、短編集を出そうと準備を行っていました。この短編集はもしイベントに出ることがあったら、和綴じ本と一緒に出したいと思い、先に作っておこうと計画していたものでした。
この偶然も重なり、これは行くしかないと決め、文学フリマ大阪でサークル参加をすることにしました。
「文フリの準備」について
私が文フリにサークル参加すると決めた時点で、すでに修羅場は始まっていました。
ご存じの方が多いかと思いますが、私は自分で書いた物語を自ら和綴じ本に製本した本を中心に頒布しています。
私が作る和綴じの製本というものは、資材の確保から、本文の編集、印刷、製本の全てを行っているため、印刷所と違ってすぐに出来るではありません。さらに先ほど言っていた短編集は行くと決めたときはまだ半分くらいはできていませんでしたし、サークル参加が初めてということもあり、サークル参加に必要な敷布や小物などはイチから揃えなくてはいけませんでした。
頒布物(短編集編)
今まで書いてきた短編を中心に書き下ろしも入れて短編集を作ろうと考えていました。
まず、今まで書いてきた作品の校正を始めるとやはりいつもの癖で誤字や言い回しの修正だけには収まらず、こっちの内容の方がいいなと大きく内容を変えてしまうことがちょこちょこ出てきました。
つまり、それだけ時間が掛かりますね(既に時間無いのにww)
校正の合間に書き下ろし作品も書いていました。私の場合は書き始めると一瞬で書き進めてしまうことが多いのですが、やはり書いているとどんどんアイデアが出てくるのでいつの間にか書き下ろしの数も増えていき…(さらに時間が掛かるww)
そんなことがあって、いつの間にか書き下ろしが増えて28作品中、完全書き下ろしが9作品、本文の内容を増やす、内容を大きく変える等大幅な校正を行ったのが5作品、誤字脱字等の細かな校正を行ったのが14作品と、大幅な変更の作品を含めた書き下ろしが作品の半分を占めることになりました。
素敵な表紙イラストは橙都戸てるりさん(@terurif3)にお願いをして描いていただきました!!原案を出させていただきましたが表紙、裏表紙ともにてるりさんと考えながら出来た部分も多くあります!光と影の表現と絵の雰囲気を凄く美しく描かれる方なので、ぜひご覧頂ければと思います!
公開させていただきました「噂話」はてるりさんの表紙ができあがった後、イラストをイメージして書いています。この作品は私が今回の短編集をでテーマとしている部分について想いを込めて描いているのでぜひお読みいただければと思います!!
頒布物(和綴じ本編)
まず、何を和綴じ本作品で出すかというところから考えないと…というところからでした。
本当は書き下ろすところから始めたかったのですが、そこまでの時間はさすがになかったので元々和綴じ作品として作っていたものを出すことになりました。
・狐火亭
・薫りの記憶
・和綴じコピー本3種(幸せな封印、狐に油揚げ、狸に…、あくまで夢の話らしい)
これがなかなかハードな和綴じ本でして…2冊セット、通常の四つ目綴じではなく高貴綴じ、他の和綴じ本よりも厚さがあるので穴開けが大変というものです。
セット数は減らしたものの、冊数で言えばそれなりの量があったのでヒイヒイいいながら作ってましたw
その代わり、製本し終えた時の達成感と見た目の美しさはすごく感動します!
狐火亭、薫りの記憶
この二種類はほぼ同時進行の形で製本していました。
初参加だからどれだけ持っていいか分からず、少し多めに持っていこうと思っていたのでこれもまた量が多くなり…
和綴じコピー本3種(幸せな封印、狐に油揚げ、狸に…、あくまで夢の話らしい)
これは名前の通り、和綴じがしてあるコピー本として出したので他の和綴じ本よりも薄くて手に取りやすい価格でという形で出したのと、製本作業的にも他の和綴じ本と比べてすごく楽なので結構多めの冊数を作ることにしましたww
上記の和綴じ本を資材の準備も含めて2ヶ月前から始めたのですが、コピ本以外の和綴じ本は郵送で送るため文フリ1週間前、コピ本は手搬入で全製本が終わったのは文フリの前日でした💦
サークル参加のために必要なもの
先に書いたとおり、サークル参加のお手伝いをさせてもらったのである程度何が必要なのかは分かっていましたが、自分の設営はどのようにしたいのか、「和綴じ本」というものを知って、手に取ってもらうにはどうすればいいのかとかいろいろ考えましたが、結局、本の並べ方はお手伝いさせてもらったフォロワーさんと似たような感じになりましたね。それでも、和綴じの色自体が鮮やかだから敷布の色は黒にするなど私の展示スタイルにあった形にはなったのかなと思います。
一番のアピールポイントでもあり、目印として2匹の白狐ちゃんに手伝ってもらいました。「和綴じ本」「不思議な話」という私のアピールポイントが伝わればいいなと思って作ってみました!!
こんな感じでバタバタしながらも文フリの準備を進めてました。
ずっと修羅場でしたね…この準備期間は短編集も和綴じ本の製本も同時進行だったので文字も書かなければいけないし、手も動かさなければいけないという感じでした…
終わった頃には文フリだーーというわけです。
というわけで、文フリの前日談になります